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SNSやネットの「必ず儲かる」話に注意!副業・投資詐欺の相談先

Tags: SNSトラブル, インターネット詐欺, 副業投資詐欺, 相談窓口, 悪質商法

近年、インターネットやSNSを通じて「誰でも簡単に稼げる」「絶対に儲かる」といった甘い言葉で誘い出し、お金をだまし取る詐欺トラブルが増えています。特に副業や投資に関する詐欺は手口が巧妙化しており、被害が後を絶ちません。

もしあなたが、インターネットやSNSで見かけた儲け話に乗ってしまい、お金を払ったものの、約束された利益が得られなかったり、業者と連絡が取れなくなったりして困っているなら、決して一人で悩まないでください。この記事では、こうしたトラブルの典型的な手口と、どうすれば良いのか、どこに相談すれば良いのかを分かりやすくお伝えします。

SNSやネットで見かける「儲け話」トラブルの典型的な手口

インターネット上には、魅力的な「儲け話」があふれていますが、その中には悪質な詐欺が紛れ込んでいることがあります。よくある手口を知っておくことが大切です。

こうした手口に共通するのは、「簡単に」「必ず」「誰でも」といった言葉で、お金を増やすのが難しいという現実から目をそらさせようとすることです。

もしトラブルに巻き込まれてしまったら、どうすれば良いのか

「騙されたかもしれない」「どうすれば良いか分からない」と感じているかもしれません。不安でいっぱいだとは思いますが、まずは落ち着いて、以下の点を試みてください。

  1. 慌てて業者に連絡しない・要求に応じない: 業者に直接連絡しても、言いくるめられたり、さらに別の支払いを要求されたりすることがあります。また、すぐに証拠を消されてしまう可能性もあります。
  2. 証拠を可能な限り残す: 契約書、業者のウェブサイトやSNSの画面、メールやLINEなど業者とのやり取りの記録、お金を振り込んだ際の明細など、トラブルに関するものはすべて写真に撮るか、印刷するなどして残しておきましょう。業者の名前、住所、電話番号なども重要です。
  3. 一人で抱え込まず、信頼できる場所に相談する: これが最も重要です。自分で解決しようとすると、かえって状況が悪化することがあります。専門の相談機関は、多くの消費者トラブルに対応してきた経験があります。

どこに相談すれば良いのか?具体的な相談先をご紹介します

消費者トラブルについて相談できる公的な機関はいくつかあります。あなたの状況に合わせて、適切な相談先を選びましょう。

1. まずはここに相談!消費生活センター

消費者トラブルに関する相談を、専門の相談員が受け付けてくれる公的な機関です。全国にあり、匿名での相談も可能です。

消費生活センターの相談員は、あなたの話を丁寧に聞き、解決のためのアドバイスや、必要に応じて事業者との間に入ってあっせん(話し合いを仲介すること)をしてくれます。

2. 詐欺被害に遭った可能性が高い場合は警察にも

明らかな詐欺被害に遭ったと思われる場合は、警察への相談も考えられます。

警察は事件として捜査を行いますが、あくまで犯罪捜査が目的であり、支払ったお金を取り戻すための直接的なサポートは期待できない場合があります。まずは消費生活センターに相談し、必要に応じて警察につなげてもらうのがスムーズな場合が多いです。

3. 法律的な解決を考えたい場合は法テラス

弁護士や司法書士といった法律の専門家に相談したい場合に利用できる公的な機関です。

法テラスは、弁護士などの専門家による相談を案内したり、弁護士費用などの立て替え制度を提供したりします。

相談する際の不安を和らげるために

「電話をかけるのが怖い」「うまく説明できるか心配」と感じるかもしれません。でも大丈夫です。相談機関の専門員は、あなたの話を丁寧に聞き、状況を整理する手助けをしてくれます。

今後のトラブルを防ぐために

一度トラブルに遭うともう懲り懲りだと思いますが、悪質な業者は次々と新しい手口を考えてきます。今後のために、以下の点に注意してください。

まとめ

SNSやインターネットを介した副業・投資詐欺は、誰もが巻き込まれる可能性のある身近なトラブルです。「騙されたなんて恥ずかしい」と思う必要はまったくありません。悪質な業者の手口が巧妙なだけです。

もしトラブルに遭ってしまったら、まずは落ち着いて状況を整理し、今回の記事でご紹介した消費生活センターなどの公的な相談窓口にすぐに連絡してください。一歩踏み出す勇気が、トラブル解決への第一歩となります。